庭木・植木について
庭木・植木の種類について
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ご自宅の庭木に相応しい植木
ガーデニングをするにあたって、「庭木と植木って違うの?」と思われる方は少なくありません。
どちらも「植える樹木」ですから意味は変わらないように感じますが、実はそのふたつには違いがあります。
「植木」とは庭や鉢などに植えてある木。
また、植えるための木のことを言い、庭や公園、山林などに植えられることを目的とされた樹木全般のことです。
鉢やプランターに植えて並べれば小さな庭でもきれいに演出できます。また、部屋の中にあるような観葉植物も植木です。
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常緑樹 冬でも葉が落ちない樹 落葉樹 冬になると葉を落とす樹 針葉樹
(コニファー)葉・樹形のきれいな樹。杉、松、桧など カラーリーフ 葉に白や赤・ピンクの色が付いた植物 グランドカバー 芝以外の地面を被う植物 宿根草 冬に地上部が枯れても株が生き残る草花 一年草 冬になると枯れてしまう草花
かといって、公園や街路樹の樹木が、そのまま庭に植えられるか?と聞かれると、やはり疑問でしょう。一般的に公園などに植えられている樹木は枝と葉の数も多く、樹木自体も大振りなものが多いので、一般の家庭には不向きと言えます。つまり、植木の中でも特に種の時期から庭で育てられることを目的とし、庭に合わせて育てられる樹木を「庭木」と言うのです。
多少の違いはあるものの、「庭木」にしろ「植木」にしろ、鑑賞も含めて自然の中に溶け込んでおり、古くから日本人には身近な存在と言えるでしょう。
開花期 | 4~5月 |
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植栽時期 | 3~4月、11~12月 |
分布 | 本州・四国・九州・沖縄 |
日照 | 中庸樹 |
成長 | やや遅い |
樹高 | 5~10m |
樹形はやや整形。葉は7~15cmの卵形で有柄。前縁で先が尖り、秋に紅葉します。樹皮は灰黒色で細かい亀裂を持っています。
大型で花弁上の総苞の中心に5~7cmの黄緑色の花が咲きます。
- 原則的には剪定を必要としない木ですが、枝先の花が水平に開くことから木が高くなると花が見られないので、高い枝は分岐点で切り間引いて、背丈を低く保ちます(10月中旬~3月上旬にかけて行う)。
開花期 | 4月頃 |
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植栽時期 | 4月下旬~5月、7~9月 |
分布 | 本州・四国・九州 |
日照 | やや陰樹 |
成長 | やや早い |
樹高 | 6~15m |
樹皮は灰色で皮目が多いです。葉は、互生し5~12cmの長楕円形で全縁、濃緑色の表面は革質で光沢を持ち、枝葉は芳香を有します。花は7~10cmの淡黄色です。果実は8~10mmのほぼ球形で暗褐色です。萌芽力があり、潮風、大気汚染に強いのが特徴です。
- 放っておいても自然に楕円形に整いますが、萌芽力が強いので、樹形が崩れたら思い切って枝を切り詰めてもかまいません。整枝は4月いっぱいか、10月中旬~11月に済ませます。
開花期 | 9~10月 |
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植栽時期 | 4~6月 |
分布 | 本州南中部・四国・九州 |
日照 | 半陽樹 |
成長 | やや遅い |
樹高 | 4~6m |
枝は良く分枝し、樹皮は淡灰褐色です。多数の橙黄色の小花が集まって咲き、強い芳香を放ちます。葉は対生し長さ7~12cmの幅広の披針状で先が尖り、縁はほとんど前縁か細かい鋸歯が先端にあります。大気汚染に弱いですが、刈り込みに耐えられます。
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せっかく伸びた新枝の葉が夏になって力なく散り落ちることがありますが、これは日光不足の土質と水ハケが悪くて1年中湿気が多すぎることが原因と思われます。
花付きを良くさせるためにも、日あたりの良いところに植え付けることに越したことはありません。
花後は放っておいても自然に形を整えていきますが、先へ伸びる枝が多くなったら、花が終わった直後に強く剪定しましょう。
できるだけ横に張り出させて、日光がまんべんなく受けられるようにするのが上手な仕立て方です。
開花期 | 2~3月(初冬、晩春のものもある) |
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植栽時期 | 2月中旬~3月、11~12月 |
分布 | 日本全土 |
日照 | 陽樹 |
成長 | 遅い |
樹高 | 3~10m |
基幹で枝は下方から短枝を伴って直線的に長く伸び、短枝はときに刺状になり、1年枝は緑色です。
野梅系 | 枝が多い |
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紅梅系 | 枝の心材が紅色 |
豊後系 | 梅と杏の中間形 |
日あたり、水ハケの良い土壌を好み、強い刈り込みに耐えられます。強風地は避けたほうが良いでしょう。
- 日陰や湿地に植えるのは避けましょう。花芽の形成は8月頃なので、春に伸びた枝は切らないことが大切です。
夏芽、秋芽は伸ばさないよう管理します。
なお、移植は容易です。ウメは移植に強く、大きな木でも適期なら根鉢を付けず、素堀りでも移すことができます。
適期は2~3月の寒い時期です。ただし、老木や貴重な木は植木屋さんにまかせたほうが良いでしょう。
植栽時期 | 3月 |
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開花時期 | 5月下旬~6月初旬 |
寒さ・暑さに強く、容易に育てることができます。春には桜に似た白い花を、初夏には美しい新緑と赤く房なりに実った果実、秋には鮮やかな紅葉を楽しむことができます。
植栽時期 | 4月中旬~6月初旬 |
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開花期 | 5月 |
明るい緑色の小さな葉が密に付いたすがすがしい姿が好まれています。比較的寒さにも強く丈夫なので、屋外の観葉植物として人気があります。雌雄異株で、涼しげな樹形をしており、モクセイ科特有の芳香があります。
植栽時期 | 3~4月、9~10月 |
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開花期 | 5~6月 |
初夏に可愛い小花を咲かせ、青銀色の葉は1年中楽しめます。5~6月頃乳白色の小さな花が咲き実が付きますが、10~11月頃完熟して黒紫色になります。熟した実は食用として利用されるほか、オイルにも利用されます。
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- 庭木・植木を長持ちさせ、美しさを保つには、やはり植え方からこだわらなければなりません。
くわしくは、「植え方」をご参照ください。
- ほとんどの観葉植物は光合成をするため、室内の明るい場所を好みます(真夏の直射日光は嫌います)。しかし、「明るい窓辺のレースのカーテン越しに設置してください」と本や雑誌などによくありますが、なかなかそうもいかないのが現状ではないでしょうか?
- 実際には蛍光灯などがある、明るい室内であれば充分に育ちます。ちなみに、葉が小さければ小さい程光を必要としますが、葉には光を溜め込む力があるため、大きければ大きい程そんなに光を必要としません。
- これが一番難しいのですが、季節や環境、観葉植物の種類や大きさ葉の量によって水の吸い上げ量は違います。室内の環境であれば、5~10月までは1週間に一度、11~4月にかけては2週間に一度程度の水遣りで充分です。
- なお、水の量は鉢がある場合は底から少し水が出る位の量で、溜め水をしないのが鉄則です。もしも1週間経っても土の表面が湿っていたら水遣りを見送る必要があるかもしれません。一般的に葉が薄い、幹が細い植木は水を蓄える力がないので、水遣りが必要です。
- 小さい鉢植えなどは購入してからふたまわりくらい大きな鉢に植え替えるのがおすすめです。土はホームセンターなどで販売されている観葉植物用の土だけでも問題ないのですが、鉢底にはゴロ土などを入れると良いでしょう。植え替えの時期は成長期の5~7月中が望ましいです。
- 基本的に施肥は頻繁に行う必要はなく、行うとしたら害虫対策です。時期は成長期の5~7月中が望ましく、アンプルなどとは別のものです。なお、油粕なども良い肥料なのですが、虫が発生しやすいのが難点です。
- 基本的に観葉植物などは寒さに弱い生き物で、枯れる可能性が高いのもやはり冬です。10℃以下になると休眠してしまう植物などもありますので、冬の水遣りには一番注意が必要。室温が15℃以上あれば特に問題はないのですが、10℃以下になる環境の場合は、風を避けましょう。寒暖の差にも注意が必要です。
- 庭木・植木を長持ちさせ、美しさを保つには、やはり植え方からこだわらなければなりません。